1932年~1939年11月8日 🇩🇪

ドイツ人家具職人ゲオルク・エルザーによるヒトラー暗殺未遂事件を描いた作品。主に、事件の7年前からエルザーとその恋人エルザのロマンスを描きつつ犯行動機を考察しています。

1933年7月14日に国民社会主義ナチス労働者党の一党独裁が確立。

今の日本で一党独裁が許されるか?建前ではもちろん反対だろうが、国民は少なからず公務員を信用している。まさか国家を破綻させるとは思うまい。では、これは?

1935年9月15日にニュルンベルク人種法が成立。

これはユダヤ人から人権を剥奪した悪名高き法なのだが、だからといって数年後にユダヤ人たちがガス室で処刑されるとはまさか思うまい。せいぜい、身分格差や国外追放が想像の範疇だろう。だが、答はドイツの街中に転がっていた。軍拡、ユダヤ人迫害、共産主義者から財産没収、そして第一次世界大戦敗戦の屈辱。

ヒトラー暗殺未遂事件は計42回以上もあった。中には自作自演も疑われているのだが、ヒトラーはそのほとんどを予定変更や欠席で〝運よく〟回避した。しかし、ここまで運の良い男をどうすべきか?崇敬すべきか懐疑すべきか。歴史はいつでも偉人の崇敬してきた。偉人の敵は反逆者にされてきた。殺人未遂も一般人にとっての重罪なのだが、後世の人々はかく語りき。

「戦後、エルザーは反ナチ運動家として名誉を回復した」