7月22日
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2011年7月22日、ウトヤ島の銃乱射事件 🇳🇴
◼️概要
こちらは銃乱射事件後を描いた作品です。被害者のその後と容疑者のその後を描いています。
◼️解説
以下、犯人の流れ
▪️2011年7月22日:同時多発テロ、逮捕
▪️2011年7月23日:反テロ法及び計画殺人で起訴
▪️2011年11月29日:統合失調症の診断
▪️2012年3月7日:テロ及び殺人罪で起訴
▪️2012年4月16日:初公判
▪️2012年8月23日:禁錮10年〜21年の実刑判決
▪️2022年末日:仮釈放申請の棄却
◼️感想
犯人の理路整然とした陳述に思わず納得してしまいました。法的根拠も思想的根拠も極右だが、非の打ち所がない。さらに、現行法に当てはめなければ、若者77人の殺害さえ正当性がある。77人は移民を認める反逆者に属すると。さらに、犯人はマニフェストも用意し、政治犯として英雄視される可能性もある。単独犯なのが不思議だ。
作中、犯人はナチスの敬礼をするが、ヒトラーは未来を予見していたのだろうか。現在のノルウェーの人口500万人のうち75万人が移民である。日本人換算で1800万人が外国人の計算だ。これは…危機感を感じなくもない。銃乱射は許されないが、犯人の思想が歴史的に理解できてしまう点で遺憾が残る事件だった。
物語:0.4/映像:0.3/主演:0.3/リピ:0.3
結末:0.4/音楽:0.3/助演:0.4/満足:0.4
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