2011年5月2日。🇺🇸

〈海神の槍作戦(ネプチューン・スピア作戦)〉を描いた実話作品。主人公の実在は明記されていませんが、作戦過程は証言録を基にしています。

トラボラの戦い後からネプチューン・スピア作戦までの実話を基にした作品です。題名の意味は《深夜0時30分》、作戦開始時刻です。本作は60の賞を受賞し、127の賞にノミネートされました。

同時多発テロの時は学生だったので意識しませんでしたが、対テロ映画の量産は嫌でも実感しましたね。お陰で、ミリタリー作品に困らなかったけど。

CIAはトラボラでビンラディンを確保できなかった。それから十年でどれほどのテロと報復が繰り返されたか。CIAのメンツは潰れ、世論やメディアは非難轟々、おそらく本作の過激な《強化尋問》シーンすらオブラートに包んでいるはず。正義という言葉が繰り返された戦争でした。

かなりの受賞歴とノミネート歴ですが、本作は反戦映画と呼べるのか。第一次世界大戦後の『西部戦線異状なし』だったり、ベトナム戦争後の『地獄の黙示録』だったり、ここまで実話でなかった。真珠湾攻撃もですが、被害国がアメリカならば反戦映画を作りづらいところがハリウッドの矛盾でもあります。そんな中、限りなく実話に近い作品にすることで観客の道徳心に委ねたのかも知れませんね。

いずれにしろ、真実が公開されるのは2061年である。

◼️補足
※年表
▪️2001年12月2日:トラボラの戦い
▪️2011年05月01日:ネプチューン・スピア作戦