アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦争
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1941年6月25日、フィンランド継続戦争 🇫🇮
◼️概要
原作はフィンランドの小説家ヴァイニョ・リンナ著『無名戦士(1954)』です。継承戦争を舞台に数名の兵士を描いています。フィンランド国防軍の前面協力とエキストラ14,000人以上の規模は壮大。フィンランド国民550万人の1/5が映画館へ行ったとか。
◼️解説
以下、フィンランドの歴史の流れ
▪️1939年11月30日:冬戦争
▪️1940年3月12日:モスクワ講和条約(終戦)
▪️1941年6月25日:継続戦争
▪️1941年7月4日:ソ連領カレリア
▪️1941年10月1日:ソ連領ペトロザヴォーツク
▪️1942年6月4日:ヒトラーのフィンランド訪問
▪️1944年9月4日:休戦協定
◼️感想
島国では想像し難いが、ソ連に隣接している国々は絶えず侵略の危機があった。ヒトラーが初期段階から対ソ連を想定していた理由も理解できます。社会主義の下、搾取目的でジワジワと欧州を併合していくソ連の貪欲さ。「大きなフィンランド」を。
小説は未読ですが、国土の10%を失ったフィンランド人の憤怒と苦悩が伝わりました。人口500万のうち50万人を徴兵した総力戦であるため、志願兵などほんの一部だろう。民兵に家族や恋人を守る意思を強く実感しました。と、フィンランドの青々とした森林も。
物語:0.3/映像:0.4/主演:0.4/リピ:0.4
結末:0.3/音楽:0.2/助演:0.2/満足:0.4
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