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1940年5月10日~、チャーチル英首相の決断を描く。

【特徴】
ヒトラーがフランスを占領して、次は対岸のイギリスを狙っている。戦争か、宥和か、チャーチル視点で描いています。戦争シーンがなく、政治的なプロセスのみ。

【感想】
貴族的な特権意識が残る英国議会に置いて、チャーチルがしっかりと市民の声を聞くシーンが印象的でした。自由主義で民主主義のチャーチルが他の政治家と異なる点だろう。この行動なくして、チャーチルの硬い決断はなかったでしょうし、引いては今の欧州もなかったかも知れない。あの名演説に至る理由として、非常に説得力を持たせてくれたシーンでした。

ただ、チャーチルの人物像は断片的に感じます。

チャーチル役は名優ゲイリー・オールドマンです。ぱっと見、面影がありませんが、すばらしい再現度でした。下手に出ながらも自信に満ちた態度、怒りに満ちた時の鬼の形相が実にオールドマンらしい。チャーチルは偏屈だけど実利主義です。その点、オールドマンは悪役も警官も務まる実利的なイメージがピッタリに感じました。

物語:0.3/映像:0.3/主演:0.4/リピ:0.4
結末:0.5/音楽:0.3/助演:0.3/満足:0.4