スターリングラード(1993)
スコア:4.0/5.0
1942年、スターリングラード攻防戦。
◾️特徴
題名がロシアの都市だが、ドイツ第6軍団の物語である。東西ドイツの統一直後に制作されただけあって、ドイツ兵士の名誉回復も目的だろう。ドイツ兵士の一部隊が孤立するに連れて、徐々に人間性を取り戻していく。
◾️感想
本作、人間なら当然のような選択や葛藤がドラマ化されている。どこまでが真実か判別できないが、こういった良心の呵責が実際のドイツ兵士に多少は生まれただろう。ドイツ側の映像がほとんど残されていないことが悔やまれる。
「月36マルクの給料がもらえなければ帰る」
というセリフがとても人間的に感じた。ヒトラー総督の前なら絶対に口にできないだろう。第一次世界大戦の屈辱もあっただろうが、ドイツ軍は監視社会が生み出した軍だったのだろう。
映像の規模もなかなか。ソ連軍の戦車「T-34」との接近戦は再現度が高い?特筆すべきはエキストラの数である。自軍や捕虜も併せて街の人口ぐらい。
物語:0.4/映像:0.4/主演:0.3/リピ:0.3
結末:0.4/音楽:0.4/助演:0.3/満足:0.5
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