スコア:4.2/5.0
 
紀元前480年08月、第二次ペルシア戦争テルモピュライの戦い。🇬🇷

◼️概要
スパルタ軍の活躍を描いています。ザック・スナイダー監督の明暗コントラストにより、戦闘の緊迫感がある。

◼️解説
現代のギリシャ中部北岸の山岳地帯テルモピュライが舞台です。そこでマケドニアから南下してくるペルシア軍を迎撃する。このアケメネス朝ペルシア帝国時代はダレイオス一世が中央アジア全土を掌握して、いよいよ西端エーゲ海に手を延ばしてきた。

◼️感想
特筆すべきはスパルタ戦術です。前面に構えた盾の間から槍で突くファランクス陣形の再現度がすばらしい。盾に刻まれたマークΛ(ラムダ:団結を意味するギリシャ語)も誇らしげ。この密集陣形こそ300人の理由です。

加えて、ジェラルド・バトラーの上半身屈強なスパルタンマッスルで説得力が増す。その帰りを待つ王妃役のレナ・ヘディの悲運たるや。女優魂もすばらしい作品でした。

しかし、ザック・スナイダー監督作は画面が暗い。

物語:0.4/映像:0.5/主演:0.5/リピ:0.4
結末:0.4/音楽:0.3/助演:0.3/満足:0.4