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ドナルド・トランプの伝記。

果たして、本作が吉と出るか凶と出るか。アメリカ国民が帝王を求めたならば、本作のトランプ氏はイメージ通りに描かれています。有力者を味方につける社交術、迅速で合理的で傲慢な決断力、狙った女性を射止める魅力と財力。トランプ三原則も弱肉強食の帝王学である。

思えば、現代のアメリカは複数の属州国を併合したローマ帝国のよう。法律家のハリス氏がアメリカ大統領だったら、逆にインテリによる中央集権と内戦が加速したかも知れない。と思えてしまう。ローマ皇帝を見ていると、指導者は嘲笑や揶揄できてこそなのかも知れない。

本作、トランプ氏の内面も触れています。トランプ氏が兄を早くに亡くしていたことは驚き。破滅的な性格も少し理解できます。

セバスチャン・スタンの演技は特徴を捉えていますね。への字口、佇まい、猫背、手の挙げ方など。スタンなりのトランプ氏への少し皮肉混じりのエールに感じます。

物語:0.4/映像:0.3/主演:0.4/リピ:0.2
結末:0.4/音楽:0.2/助演:0.3/満足:0.4