SW:クローン・ウォーズ(S7)
感想文:5.0/5.0
19BBY、クローン戦争期を描く。
シーズン7は、もう一つのエピソード3。
シーズンファイナルです。『エピソード3/シスの復讐』と同時期の物語であり、アソーカを主人公としたエピソード3です。
改めて、クローン戦争とは。
アナキンを巡る戦いだったように思います。表面上、クローン戦争は共和主義と分離主義の戦争であり、ジェダイとシスの戦争だった。それを、ダース・シディアスが共和国側から支配していた。けれど、シスはジェダイを滅ぼすだけでは再興できない。千年前のダース・ベイン以来の暗黒面の象徴が必要だった。それが、ダース・ベイダーである。
本作、序盤シーズンでアナキンは戦争に柔順していき、中盤シーズンでアナキンは無力感を感じて、終盤シーズンでアナキンはジェダイ不信に陥った。唯一、アナキンを理解していたアソーカさえシスの策略で離別してしまう。反対に、ダース・シディアスは離反者も放置して、オーダー66の隠匿や共和国転覆にだけ力を入れている。分離主義の総大将ドゥークー伯爵さえエピソード3で捨て駒にされる。すべてはアナキンに王手をかけるため、と言わんばかりに。
他、ここから多くの作品へ派生します。
アニメ『バッド・パッチ』の不良部隊が登場。
ドラマ『マンダロリアン』の前日譚マンダロア包囲戦。
アニメ『反逆者たち』へ続くアソーカ・タノ。
アニメ『モール』へ続くダース・モール。
ドラマ『オビ=ワン』へ続くオビ=ワン・ケノービ。
そして、エピソード4へ続くダース・ベイダー。
全シーズン通して、今後のスター・ウォーズ作品で語られる物語のプロローグばかり。話数が多いけれど、それぞれが独立したエピソードであるため、掻い摘んで見ることが可能です。
本作を見ずして、スター・ウォーズは語れない!
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