感想文:4.1/5.0

5BBY、キャシアン・アンドーの物語。

キャシアン・アンドーは、帝国崩壊に貢献した反乱軍の英雄の一人。『ローグ・ワン』で描かれるように、彼の部隊の活躍で反乱軍は勝機を得た。それが結果的に、ルーク・スカイウォーカーへ繋がり、帝国は崩壊する。

19BBY:『エピソード3』とオーダー66、帝国の樹立
  5BBY:本ドラマ
  1BBY:『ローグ・ワン』
  0BBY:『エピソード4』
  3ABY:『エピソード5』
  4ABY:『エピソード6』と新共和国の樹立

本ドラマは、帝国崩壊の9年前を描く。

オーダー66でジェダイは壊滅して、その後のジェダイ狩りでジェダイは滅亡した。本ドラマは、ジェダイの秩序がなくなってから14年の月日が経っている。帝国による14年間の支配体制は、中流階級まで浸透しているが、未だ下流階級を完全に掌握できていない。この機を置いて反乱軍の勝利はなかったかも知れない。キャシアンを通して、反乱の火種が着火する転換期を描いたドラマになっています。

もう一つ、本ドラマの特徴は、帝国の内部構造が描かれている点です。帝国保安部の組織構造、帝国富裕層の表と裏、強制労働場の支配構造と、帝国の市民を描いた作品はこれまでにない。だが、ここに反乱軍が勝利したもう一つの要因が伺える。本ドラマは、帝国崩壊を内外から描いた物語になっています。

※『ローグ・ワン』からディエゴ・ルナが続投。映画からドラマへ逆輸入に展開する作品も面白い。

物語:0.3/映像:0.3/主演:0.3/リピ:0.4
結末:0.4/音楽:0.5/助演:0.4/満足:0.5