感想文:3.5/5.0

盲目の弁護士マット・マードック/デアデビルの物語。👿

超人的聴力による空間認知力と情報収集力のヒーロー。戦闘力は格闘技レベル、障害や生い立ちのせいか、独善や自暴自棄で協力者を振り回す。それでも、犯罪と戦う不屈のヒーローでした。

S1は、表では法的に、裏では自警的に、両立しながらヘルズキッチン街を守る。法的な犯罪根絶はローカルヒーローらしい戦い方だけど、やはり法を悪用する悪の権力者が最大の敵に。

S2は、パニッシャーが登場。パニッシャーは犯罪者の再犯を防ぐために殺人を許容するが、デアデビルは犯罪者の改心を信じる。双方の哲学的な議論は有意義でした。結果、パニッシャーは罪悪感に悩み、デアデビルは終わらない報復に悩まされるのだが。

S3は、エレクトラが登場。マットの元カノなので過去編も。でも、デアデビルは動機や意義が弱い。新たな敵や悪の政治家ウィルソンの帰還、と惰性が目立つ。不殺の限界も感じてしまったし、終了が妥当かな。

デアデビルは悪を倒すだけでなく、悪を殺すだけでもない。法律と倫理を遵守するが故に苦しむライトヒーローでした。悪と対峙していく方法論を楽しむ作品。

物語:0.4/映像:0.4/主演:0.3/リピ:0.2
結末:0.3/音楽:0.2/助演:0.4/満足:0.3