2025年02月07日に動画サイトで観賞。


スコア:4.5/5.0


物語:0.9/配役:0.8/演出:0.8/:推奨:1.0

感想文


「世界のクロサワ」と呼ばれる所以、日本映画界の未来を見通した千里眼にあると感じました。


戦争の本質、日本人の本質を映していた


時代劇ながら、第二次世界大戦が思い浮かびました。七人と村は日本、野武士は諸外国。迫りくる野武士から村を防衛する様子は実現一歩手前まで行った本土決戦のよう。当時の人々の恐怖を感じました。


そう考えると、この戦いも日本人特有の相互理解不足が原因に思う。村人や野武士でなく、外からの助っ人という第三者視点も両者を客観的に見る手助けに。最後、「事件解決」って感じで去る名探偵のよう。


世界戦略


七人は個性的。個性を認めた点でも軍国主義を脱却した象徴だった。それに、七人のおっちゃん侍やコントする三船敏郎さんは戦後と思えないほど現代人的。戦後日本のイメージアップも見据えていたなら監督はすごい。音響もオーケストラと、西洋人でも見やすい。