2025年02月12日にアマプラで鑑賞。

スコア:4.4/5.0


物語:0.9/配役:0.8/演技:0.7/推奨:0.8

物語


舞台は江戸品川台町、鍼師・藤枝梅安(豊川悦司)は、〝蔓(つる)〟と呼ばれる裏稼業の元締から金をもらい、生かしておいては為にならない奴らを闇に葬る仕掛人をしていた。ある日、梅安は蔓である羽沢の嘉兵衛(柳葉敏郎)から料理屋・万七の内儀おみの(天海祐希)の仕掛けを依頼された。梅安は、万七の女中おもん(菅野美穂)と深い仲になり、店の内情を聞き出す。そして、初めておみのの顔を見た梅安は息を吞んだ。それは梅安に暗い身の上を思い出させる…。

感想 


依頼人を『起り』、仲介人を『蔓』と言う


池波正太郎、生誕百周年記念作品。『鬼平犯科帳』や『剣客商売』で知られる池波正太郎さん原作小説から。

あの必殺シリーズの原案となった小説。必殺シリーズのような大衆的でなく、勧善懲悪で語れない人情話は重厚でした。特に、今回は藤枝梅安の物語でもある。

作曲家・川井憲次さん、アニメ楽曲が多い中で時代劇に合わせた楽曲はすばらしかった。胡弓?の単音のエンディングテーマは鬼平のギター弾き語りのエンディングテーマを思わせました。

色気がすごい


和洋で色気の定義が違うのか、豊川悦司さんのふしだらな藤枝梅安は時代劇でいえば色気でした。

今、時代劇で悪女を演じられる女優がどれだけいるだろう?天海祐希さん、悪女とは悲劇を背負ったまま生き続けている女のこと。

でも、時代劇の鍋シーンは小休止にちょうどいい。

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